『Lovushka②』
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カズヒロ:
「お待たせ!ごめんね、寒かったでしょ・・」
Mimiko:
『あんまり待ってないから大丈夫ですよ(*´ω`*)』
カズヒロ:
「お腹すいてない?何か食べたいものある?」
Mimiko:
『あぁ・・ちょっと緊張してて全然お腹減ってないw
でもカズヒロさんお腹減ってるでしょ?ご飯食べに行きますか?』
カズヒロ:
「ちょ・・カズヒロさんってよぶの禁止。んで、敬語も禁止。」
Mimiko:
『いやぁ、でもねぇ・・じゃぁなんて言えばいいんですか?』
カズヒロ:
「ですか?」
Mimiko:
『なんて呼べば・・いいの?』
カズヒロ:
「みみちゃんの呼びやすいようでいいけど、さん付けは無し!」
Mimiko:
『じゃぁ・・・カズ君・・・』
カズヒロ:
「よし。じゃぁ、なんか食べよう。」
最初から、カズヒロのペースに巻き込まれ気味・・・
意外とシャイな部分のあるMimikoは、ちょっと気がある男子だと特に
顔も見れない位に緊張するタイプ。
車の中だと、顔見なくてもいいから気分的には楽なんだけど・・・・
カズヒロ:
「いやぁ・・相変わらず可愛いなぁ・・(*´∀`*)」
とか、信号待ちの度にちょいちょい攻撃してくるので
全然緊張解けず(笑)
しばらく車で走って、適当にファミレスに入ることに。
Mimikoはお腹減ってなかったのでデザートだけ。
地元が同じ地域ってこともあったし、お姉ちゃんと同じ年
だったから、色々と地元トークで盛り上がり、少し緊張が溶けて
お会計を済まし、また車に。
Mimikoは次の日お休みで、カズヒロは仕事だって言ってたから
そんなに遅くはならないで帰る予定だったのだが・・・
カズヒロ:
「みみちゃんってさ、どのくらい彼氏いないの?」
Mimiko:
『うーん。3ヶ月くらいかな・・?』
カズヒロ:
「もったいないなぁ。モテるでしょ?」
Mimiko:
『そんなwモテませんよ(笑)』
カズヒロ:
「俺みたいなのと、遊んでくれるなんて・・・マジ幸せなんだけどw」
Mimiko:
『そんなことないよ(笑)カズ君いい人だし・・・』
カズヒロ:
「いい人かぁぁぁ・・・・それ褒めてない・・・」
Mimiko:
『いやいや、ホントに!今日だって楽しいし!メールとかも楽しいし・・』
カズヒロ:
「好きになっちゃう?」
Mimiko:
『はっ?!えっ!?(*゚д゚*)!!!』
カズヒロ:
「あはは(笑)」
Mimiko:
『もぅ・・・意地悪・・・(´・ω・`)』
カズヒロ:
「可愛いなぁ(*´ω`*)w」
Mimiko:
『カズさんこそ、モテるでしょ?そうやって女の子たぶらかすんでしょ。』
カズヒロ:
「俺は、至って真面目ですよ。」
Mimiko:
『カズさんの彼女になったら大変ですね。』
カズヒロ:
「・・・・・・・・やっぱり・・」
Mimiko:
『ん?』
カズヒロ:
「あのさ・・・やっぱりみみちゃん聞いてなかった?」
Mimiko
『ん?何が?』
カズヒロ:
「みみちゃん・・・俺、みみちゃんのことすごく可愛いと思うし
めっちゃいい子だし、マジですごい好きになってるのね。」
Mimiko:
『!!!・・・・は・・はい(*゚д゚*)』
カズヒロ:
「みみちゃん・・これ聞いたら俺のこと嫌いになっちゃうし
怒ると思うんだ・・・」
Mimiko:
『・・・えっ?なに??』
カズヒロ:
「俺のこと嫌いになるよ・・・」
Mimiko:
『ちょっと・・・なに?言ってみて?』
カズヒロ:
「俺のこと好き?」
Mimiko:
『はっ???えっ?・・・うーん・・・好き・・だ・・と・・思う。』
カズヒロ:
「マジかぁ・・・俺死ぬわマジで。うわー、知らなかったかぁ・・・」
Mimiko:
『だから、何?・・・彼女・・・いるの?』
カズヒロ:
「ううん・・・・結婚してるの・・・」
Mimiko:
『・・・・・・・・・・・・・・・・・・はぁ?』
まさか、結婚していると来るとは思わなかった。
彼女がいるんだ・・・ごめん( TДT)って言われることを覚悟してたのに
突き抜けてしまい、事態が飲み込めていなかった。
Mimiko:
『ちょ・・・はっ?え?結婚してるの?』
カズヒロ:
「うん・・・」
Mimiko:
『だって・・・合コン・・・』
カズヒロ:
「あの飲み会で、結婚してるって話してたんだけど・・・
あぁ、みみちゃん介抱したりしてたから・・・聞いてなかった?」
Mimiko:
『聞いてない!!!・・・・はず。
だって、既婚者なのに合コン来ていいの???てか、言ってよ!!』
カズヒロ:
「聞いてたと思ってたんだもん。やっぱり嫌いになった?」
Mimiko:
『嫌いとか・・・そういうんじゃなくて・・・』
カズヒロ:
「じゃぁ・・・好き?」
Mimiko:
『なにそれ・・・ズルいよ・・・』
カズヒロ:
「すねた顔もかわいいなぁ・・・」
Mimiko:
『はっ?なんで・・そういうこと・・・』
車は信号で止まっていた。
カズヒロの言葉に怒って、カズヒロを見たMimikoに
カズヒロ:
「ごめんね・・みみちゃん」
とMimikoを引き寄せカズヒロはキスをした。